みどりのちから

なんだか気持ちがスッキリしない。
そんなときは家族も何か感じるようで、Home Depotに行こうと声がかかる。

Home Depotいわゆるホームセンターで家の中の必要なもの、建材や工具、電気製品、家具など食べ物以外だいたい揃う便利な店だが、私にとっては植木屋さん。

入った途端、正面の一角が濃淡のみずみずしい緑で埋め尽くされています。運良く観葉植物が大量に新入荷したばかりのタイミング。これは幸運。この店の植木コーナーは巨大だが気をつけないと病んだものも紛れ込んでいるからだ。

そこで目を奪われたフィロデンドロン・バーキン。

新葉の斑が繊細で凛としていて、濃い緑とのコントラストも美しい。角度を変えたり、離れてみたり。根のしまり具合や葉の力など一鉢一鉢チェックすること何十分。植木鉢をラックから出したりしまったりしながらをしつこく見て、語りかける。人が少なくて幸いだった。

Philodendron Barkin

帰宅後早速お清め。鉢周りはもちろん、葉を一枚一枚湿めらせたキッチンタオルで優しく拭いて。そして柔らかな日差しが一日中入る部屋におさまったバーキン。

緑色は人間の目が最もリラックスできる色。自然の生命力の象徴で、成長や希望、健康のイメージを人間に与える癒やしの色とも言われる。普段でも、観葉植物が視界に入ると、すっと気持ちがリセットされて、こころが和らぐ。

モヤモヤ重症気味のときは、じっくり対話をするつもりで植物と向き合って、ゆっくり世話をする。何もすることがなければ、とにかく色んな角度から見る。

すでにかなりスッキリ、リラックスできている私。